モールドベースとは?金型を支える重要な基礎部品
モールドベースとは、射出成形金型やダイカスト金型などで、金型を構成する各部品を保持・支持するための基礎となる部分です。
金型の精度や耐久性、生産の安定性にも関わる重要な要素で、用途に応じて標準規格品や特注品が使用されます。
LKMのモールドベース製品例
モールドベースの役割と
基本構造
モールドベースは、金型の主要部品を正確な位置に保持し、金型全体を支える土台の役割を担います。一般的には複数のプレートやガイドピン、ガイドブッシュなどで構成され、成形機への取り付けや金型の開閉、製品の取り出しなど、金型の基本動作を支えています。モールドベースの精度や剛性は、金型の安定した動作や成形品の品質にも関わるため、用途や金型サイズに応じた適切な仕様・材質・加工精度を選ぶことが重要です。
標準規格モールドベースと特注モールドベースの違い
標準規格モールドベース
STANDARD MOLD BASE
標準規格モールドベース
特注モールドベース
CUSTOM MOLD BASE
特注規格モールドベース
標準規格と特注、どちらを選ぶ?
一般的なサイズや仕様で対応できる場合は、設計の効率化や納期の面から標準規格モールドベースが適しています。一方、大型サイズや特殊な構造、独自仕様が必要な場合は、特注モールドベースが選択肢となります。金型の用途、サイズ、必要な加工内容、納期などを踏まえて選定することが重要です。
モールドベースに使われる主な材質
モールドベースには、用途や必要な強度、硬度、加工性、耐食性などに応じてさまざまな鋼材が使用されます。LKMではP20系をはじめ、
420系、2316系、H13系など幅広い金型用鋼材を取り扱い、モールドベースの仕様や使用条件に応じた材料選定に対応しています。
適切な鋼材を選定することは、加工性だけでなく、金型の耐久性や品質の安定にも関わる重要なポイントです。
| 分類 | 主なLKM鋼材 | 主な特徴・用途 |
| 汎用・プリハードン鋼 | S50C, LKM P20, P20M /2311, 2312, P20S /2311S, 738H |
一般的な金型・モールドベース用途を中心とした鋼材群 |
| 耐食・ステンレス系鋼材 | LKM 420, 420H, 2316, 2316H, 2316ESR, 2085 |
耐食性や表面品質などが求められる用途に対応する鋼材群 |
| 熱間工具鋼 | LKM H13, 2344, 2344ESR, 2343, 2343ESR, 8418 |
高温条件や熱負荷を受ける金型用途などに対応する鋼材群 |
| 特殊用途鋼材 | LKM D203, D208H, S7M など |
用途や要求特性に応じて選択する特殊鋼材群 |
LKMでは、一般的なモールドベースに使用される鋼材から、耐食性や高温環境への対応が求められる金型用鋼材まで幅広く取り扱っています。金型の用途、使用環境、必要な硬度・耐食性・加工性などを考慮し、適切な鋼材を選定することが重要です。
モールドベースメーカーを選ぶポイント
モールドベースメーカーを選ぶ際は、価格や納期だけでなく、対応できるサイズや仕様、加工設備、品質管理、材料の選択肢などを総合的に確認することが重要です。
特に大型・特注モールドベースや追加工が必要な場合は、設計仕様に対応できる加工能力や検査体制もメーカー選定のポイントになります。
① 対応できるサイズ・仕様
モールドベースは、金型の大きさや用途によって必要なサイズ・仕様が異なります。標準規格だけでなく、サイズ変更や板厚変更、特殊なプレート構成、大型サイズなどに対応できるかを確認することが重要です。特に大型金型や特殊仕様では、必要なサイズを加工できる設備と製作実績を持つメーカーを選ぶことがポイントになります。
② 加工設備と生産能力
モールドベースの品質や納期は、メーカーが保有する加工設備や生産能力にも左右されます。大型加工機や高精度な工作機械、自動化設備などを備えているか、また材料調達から機械加工、検査、出荷まで一貫して対応できる生産体制があるかを確認することが重要です。特に大型・特注品では、製品サイズや加工内容に対応した設備を保有していることがメーカー選定のポイントになります。
③ 検査・品質管理体制
モールドベースは、各プレートや穴位置などの加工精度が金型全体の組立精度や安定性に関わるため、加工後の検査・品質管理体制も重要です。寸法や位置精度を確認できる測定設備を備えているか、加工から検査まで一貫した品質管理が行われているかを確認することが、モールドベースメーカーを選ぶ際のポイントになります。
④ 鋼材の選択肢と追加工への対応
モールドベースに使用する鋼材は、金型の用途や使用環境、必要な強度・硬度・耐食性などに応じて選定する必要があります。そのため、幅広い鋼材を取り扱い、仕様に応じた材料選定に対応できることも重要です。また、穴加工やポケット加工などの追加工まで対応できるメーカーであれば、後工程の削減や納期短縮にもつながります。
LKMのモールドベース生産体制
LKMは1975年の創業以来、モールドベースメーカーとして生産設備と加工技術を蓄積してきました。
標準規格モールドベースから大型・特注モールドベース、ダイカスト用ホルダーまで、材料調達、機械加工、検査、出荷まで一貫した生産体制を構築しています。
豊富な設備と生産能力
| 数字 | 表示文 | |
| 工作機械 | 約800台 |
多様なモールドベース加工に対応 |
| CNCオペレーター | 約800人 | 大規模な加工・生産体制 |
| ロボットアーム | 約250台 | 自動化による安定した生産 |
| 1日あたりの切削加工量 | 80~100t/日 | 大規模な加工能力 |
LKMでは、多数の工作機械と自動化設備を活用し、標準規格品から大型・特注モールドベースまで幅広い生産に対応しています。
設備の更新や自動化も進め、安定した品質と生産性の向上に取り組んでいます。
大型・特注モールドベースへの対応
LKMでは、標準規格では対応できない大型サイズや特殊仕様のモールドベースにも対応しています。大型加工設備を活用し、材料選定から機械加工、検査まで一貫した生産体制を構築しています。金型の用途や設計仕様に応じて、プレートサイズや板厚、穴加工、ポケット加工など、さまざまな仕様に対応しています。
大型モールドベース加工対応
最大 5,000 × 3,000 × 2,000 mm
大型金型向けの加工設備を備え、大型・特注モールドベースの製作に対応しています。サイズだけでなく、板厚変更や特殊なプレート構成、各種追加工など、設計仕様に応じた対応が可能です。
検査・品質管理体制
LKMでは、モールドベースの加工精度と品質を安定させるため、加工工程から最終検査まで品質管理を行っています。
寸法や穴位置などの重要箇所については、各種測定機器を使用して確認し、設計仕様に基づいた品質管理を実施しています。
材料調達から加工・検査・出荷まで一貫対応
LKMでは、モールドベースに使用する材料の調達から機械加工、検査、出荷まで一貫した生産体制を構築しています。
各工程を連携させることで、標準規格品から大型・特注モールドベースまで、さまざまな仕様に対応しています。